北海道 K・M先生
先生がおっしゃった、「正しい事を教えなさい」という言葉の意味を臨床見学を終えた後も深く考えさせられる出来事となりました。
正しい教え、正しい治療、本当の正しさとは何か?個々がそれを追求しようとせず、間違った健康観が蔓延する中で治療者としてどういう姿勢で患者さんに向き合うべきかという事を臨床見学を通して学ばせて頂きました。事なかれ主義やその場の雰囲気で何でも患者さんに同調する事は誰の為にもならず返って治るチャンスや気付きを奪う行為であり私自身もう一度見つめ直そうと思いました。
まず一つ言える事は茂木先生の厳しさは私の表現で言うと愛であるという事です。
治療者と患者という、その場に居合わせた関係性の中でこれだけの厳しさを以って方向性まで示して下さる治療院は他にはないと思います。私も愛を以って患者さんに接しようと思えた事に感謝致します。
臨床見学での茂木先生の無駄のない診断や治療はもちろん、透視診断は人体のみならず心の透視も可能であることは大変驚きました。患者さんから特に治療中に相談内容としてあがっていなかった親族間の悩みを、茂木先生はその対象となるご親族の続柄までも的確に言い当てており、そばで見ていた私はとても驚き、患者さんの目からは涙がこぼれていました。
私は鍼灸の資格も取ったばかりで経験も少ないです。ただ患者さんを楽にしたい、人体透視を身につけたいという安易な考えでは難しい事は茂木先生の実際の治療を見させて頂き痛感しました。
ですがそれと同時に、私も正確な診断法を身につけたいという思いもより一層濃くなりました。
繊細な感覚を身につけるには食生活など基本的な所を改めて見直す必要性はもちろん、日々なりたい自分をイメージしながら小さな努力を積み重ねていく事だと思いますのでまずはそれをしていきたいと思います。
今回は見学と合わせて一回目のセミナーに参加させて頂きありがとうございました。
二回目もどうぞよろしくお願い致します。