鍼灸の需要鍼灸学生の方へ
鍼灸界では従来から、鍼灸治療の需要が少ないとみなしているようですが、それは全く誤りです。鍼灸院に患者が少ないからと言って、一方的に需要がないとは決め付けられません。病院医療での限界の疾患や障害で悩む国民が満ち溢れていることを鍼灸師、鍼灸界は気づいていないのかもしれませんが、一般国民にとっては皆、周知の事実でしょう。
つまり、鍼灸の需要がないのではなく、治る鍼灸ならいくらでも需要があるが、現在の鍼灸レベルでは需要がないということなのでしょう。そして鍼灸の効果がまだ国民に知られていないとの鍼灸界の声にも首をかしげます。鍼灸学生入学者数の激増から、鍼灸そのものは国民に知悉されていることが分かります。患者が少ないという鍼灸界の悩みは、その効果を国民が信頼していないということだと見ています。
現実には多くの不治者が満ち溢れているのです。もっと高い治療効果を上げられる鍼灸ならば、このような需要がないということはあり得ません。そのような高度の鍼灸臨床によれば、学生の皆さんがこれから取得する鍼灸資格によって、多くの国民が悩む多種疾患を治し、救うことができるでしょう。医師資格による病院医療でも治せない疾患の治癒を目指すことが、鍼灸資格をじゅうぶん活用することで可能となるのです。これから取得する鍼灸資格をこのような臨床鍼灸治療家として生かしてみませんか!