新鍼灸法の開発鍼灸学生の方へ
我々は、新鍼灸法を長年月かけて開発してきました。開発当初から病院医療に無批判に追従することを排除して、臨床体験での自己の感覚と患者の体を通した検査と治療による効果の実証に基づいた治療理論をシステム化してきました。その結果、病院医療での多くのあいまいな点、非科学的医療をも数多く見出してきました。また、それらが病院医療で多くの慢性疾患、日常的な慢性疾患においても効果を上げられない理由にもなっていることも分かってきました。従来の鍼灸ではこれらの病院医療の診断をそのまま正しいものと踏襲し、多く問題点を見落としてきています。
今後、難治疾患が溢れる社会を解決する医療は、多くの不完全部分を露呈している病院医療とその代替医療に安住している鍼灸ではありません。それらに代わる効果面での正統医療としての鍼灸だと思います。
そのような鍼灸とはどのようなものでしょうか? その鍼灸法を目指し開発してきた鍼灸法があります。後で少し触れる、半身症候鍼灸です。この新鍼灸法では、数々の疾患に画期的効果を上げています。