1.半身症候鍼灸での臨床状況|半身症候鍼灸研究会は技術向上を望む鍼灸師、医師、鍼灸学生の為に新鍼灸セミナー、講習を随時開催しています。

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メッセージ
現代鍼灸の存続は、理論のみの鍼灸から効果公開鍼灸への変換が必須条件である

1.半身症候鍼灸の一部を紹介新鍼灸臨床

①検査理論、治療理論は終始一貫し、最初の検査に誤りがなければ、効果次第で選穴を替えることは必要がない。イニオン(外後頭隆起)、左右の上項線の1~2穴の浅刺以外には全く処置、治療法を変更することがない。なぜなら刺鍼前に効果を確認することができるからである。それは、正常・異常の精密な検査ができない治療法では不可能なことである。

②検査では、症状を確実に異常と判定できる。そしてその症状の原因を知ることができる。あるいはその原因のさらに上の原因というように原因の順位の検査ができる。そして最高位の原因まで検査できるのである。炎症、障害の多くに感染症が関係しているが、その感染源も分かる。手術からの感染も多いが、同様に多いのは健康診断等による採血からの感染がある。この場合は、左右どちらかの上腕静脈が感染源である。このように重大な問題を医学界は決して公表しない。

③一般的鍼灸では生じない治療効果を、検査の段階での検査操作で確認することができる。

④0番の細鍼により約1ミリ浅刺する。置鍼時間は2秒で充分であるが刺鍼後の全身のチェック法のため20秒ほど置鍼している。

その時間内に全身の生体機能が活発になり、血液循環、筋肉系の弾力が改善され、脳、内臓の血行がよくなり弾力も生じる。脳神経である視界は明るくならなくてはならない。そして同時に全身の障害部位が変化しだす。

最初の10秒ほどで患者の生体組織すべてに変化が行きわたる様相を感じ取ることができる。このような一般鍼灸師が知らない変化を患者が知覚できる。「体全体がすっと変化したのがわかる。驚いた」などと言う。

⑤脳・脊髄を重視した検査を進めていくことで、全疾患の治療、および未知の疾患の原因を発見し新たな疾患の治療に対処できる。病院医療では多くに疾患の原因が解明されていない。

⑥高度の効果を上げるうえで必須でありながら、既成の鍼灸法、病院医療が全く不可能である感染症、微細骨折を重視する治療であるから、あらゆる障害、症状、病因を理解することができる。

⑦この新鍼灸法では、病院医療では限界の多くの疾患に効果を上げることが可能であるから、深刻な表情で来院した患者に対しても、冷静に穏やかな言動で対応することができる。

⑧この鍼灸法では、筆者一人での患者数が、1日110人(そのときの初診患者11人)を越すこともある。このときのがん患者は10人ほどであった。

⑨セミナーでは、従来のすべての鍼灸、あるいは病院医療では未知のきわめて多くの生体理論を披露してきた。感覚能力の向上に応じて多くの従来の鍼灸法の誤り、病院医療の誤りと多くの未知の治療理論を指導している。