4.医師鍼灸家に!(2)各科医師の方へ
中国では、中医師の制度があり西洋医学医師(西医)が鍼灸を行うのには制限があると思う。その点、日本では自由診療であれば制限がないと思う。医院内に鍼灸科があることで医院、病院が一層患者にとって親しみができるのではないだろうか?
この新鍼灸法(半身症候鍼灸法)は、西洋医学医療で結果の出ない多くの疾患に対処して、成果を上げているが、従来の鍼灸とは異なり。その効果は全科にわたり際立っている。
西洋医学臨床での全身組織機能を回復させることには根源的に限界がある。例えば腎臓等各内臓機能を真に回復させる方法がどれだけあるだろう?薬物によってどれだけ確実な改善が得られるだろう?
それと西洋医学医療の限界として、生体組織内の感染症診断が困難なこと、もう一つの画像診断では読影できない微細骨折、圧迫骨折の存在から多くの障害の原因が究明できないことにある。しかし、従来なかった高度の鍼治療であれば、多くの西洋医学が原因不明とされる疾患の原因を解明でき、各内臓を瞬時にして改善させることが可能なのである。それは1~2本の刺鍼によって生体の全身の治癒力に直接働きかけることを確認できるからである。
現在、鍼灸師による鍼灸治療は輝きを失っている。既成の鍼灸法の効果の問題と、鍼灸臨床を担う主体である鍼灸師の臨床に対する意欲の問題が大きいと判断している。
従来、セミナーに参加されてきた医師の方々は鍼灸師より際立った真摯さがあった。さらに大勢の医師が高度の鍼灸を体得され、西洋医学医療と併用され臨床に取り組まれたら日本の医療は本当にすばらしくなるという予感がしている。医師の方に、セミナー参加の有無に関係なく当院での臨床を見学されることも勧めている。メールにて相談も受けています。