4.鍼灸の需要の喚起|半身症候鍼灸研究会は技術向上を望む鍼灸師、医師、鍼灸学生の為に新鍼灸セミナー、講習を随時開催しています。

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メッセージ
現代鍼灸の存続は、理論のみの鍼灸から効果公開鍼灸への変換が必須条件である

4.鍼灸の需要の喚起鍼灸師の方へ

数年前、鍼灸業界全体から上がった文句であった。鍼灸業界に患者が来ない、収入が少ない。その原因は国民に鍼灸が知られていない。あるいはその効果が知られていないという。病者、半健康者がいないのではない、溢れている。鍼灸が知られていないのではなく、治らないということを皆知っているからである。明治初期鍼灸界が低迷したとあり、それが明治政府が鍼灸を軽視して、西洋医学に切り替えたという見方をあった。これもおかしい。おそらく現在と比較して明治初期の方の治療レベルが低かったとは思えない。

鍼灸業界の皆さん、言いっぱなしでなく、その覚悟はできているのだろうか?宣伝に載って種々の患者が大勢来院したら鍼灸師はさばけるのだろうか?治せる実力があるのか? 東洋医学を標榜し西洋医学に対抗するような言い回しをしても、いざ臨床では「不適応疾患」を無数に挙げて恥じない鍼灸界。国民、病者をうろたえさせないように本当に多くの疾患を治せる技量のあくなき探求をするべきだと思う。鍼治療というこれほど比類なく治る強力な武器が存在しながら、どうしてより治る医学に向けた創造をしないのだろう。