7.鍼灸業界の医師の講演は必要か?|半身症候鍼灸研究会は技術向上を望む鍼灸師、医師、鍼灸学生の為に新鍼灸セミナー、講習を随時開催しています。

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メッセージ
現代鍼灸の存続は、理論のみの鍼灸から効果公開鍼灸への変換が必須条件である

7.鍼灸業界の医師の講演は必要か?鍼灸師の方へ

一部の鍼灸に素養のある医師の講演は問題がないが、全く鍼灸を知らない、あるいは見下した姿勢で講義する医師が少なくない。主催者側は講師の人選が難しいのだろうが、そのような無駄な講義、講演を開催するくらいなら、内部に優秀な臨床鍼灸師が存在しないのであろうか?

うつ病のような精神疾患をテーマとした研修に、講師の精神科医はこのような疾患の患者が来たら我々精神科医を紹介しなさい。鍼灸では無理だという医師に黙して頷いている参加者。顎関節症を薬で治すという歯科医師。顎関節など骨関節のことになると全く知識がなく、どちらが専門か判断できない鍼灸師。顎関節症は鍼灸が専門ということも忘れている。これでは鍼灸業界が国民から信頼を失っても仕方がない。

西洋医学に対して対抗する意味の東洋医学を口にするのなら、無益な医師を講師に招聘するより、我々鍼灸師が西洋医学の学会、研修会の講師として請われるくらいでなくてはならない。またその意気込みがないのなら東洋医学などという美名は恥ずかしいと言うべきであろう。