8.鍼灸界の変な談話?鍼灸の特徴、鍼灸は気持ちがよくなる。 長い時間患者とのコミュニュケーションが取れる。|半身症候鍼灸研究会は技術向上を望む鍼灸師、医師、鍼灸学生の為に新鍼灸セミナー、講習を随時開催しています。

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メッセージ
現代鍼灸の存続は、理論のみの鍼灸から効果公開鍼灸への変換が必須条件である

8.鍼灸界の変な談話?鍼灸の特徴、鍼灸は気持ちがよくなる。 長い時間患者とのコミュニュケーションが取れる。鍼灸師の方へ

この言を鍼灸師指導者の談話でよく聞く。これでは、鍼灸が床屋、美容院のくつろぎと同じレベルになり、医療にはならない。美容鍼灸も同類である。病院では受診時間が短く患者の悩みをじゅうぶん聞いてやれない。それができるのが鍼灸の特徴だという。

すっかり鍼灸師は治すことを忘れ、治すことに関心が持て無くなっているようである。そういう鍼灸治療が皆無でなくてもよいが、著名鍼灸師、鍼灸指導者がこのように自信のない臨床をしていては困る。国民も困るのである。治せないから、置鍼時間をじゅうぶん取り、全身の置鍼で知覚鈍麻作用が効いてくる時間が必要となっている。疼痛緩和、QOLは西洋医学の本分であり、鍼灸は治すものである。

治る刺鍼なら置鍼は30秒でじゅうぶんである。筆者の治療なら問診から治療後のチェックまで一人の診療時間すべてで5分前後である。来院する患者は遠方からの難病者が多く、飛行機で来る患者も毎日数人いるがこの程度の時間しかかけない。

純粋に医療としての鍼灸が全国に見当たらなくなっている。多くの国民はわずかな時間で元気になり、仕事を活発にできることを求めているはずである。