7.鍼灸業界の医師の講演は必要か?鍼灸師の方へ
一部の鍼灸に素養のある医師の講演は問題がないが、全く鍼灸を知らない、あるいは見下した姿勢で講義する医師が少なくない。主催者側は講師の人選が難しいのだろうが、そのような無駄な講義、講演を開催するくらいなら、内部に優秀な臨床鍼灸師が存在しないのであろうか? うつ病...
8.鍼灸界の変な談話?鍼灸の特徴、鍼灸は気持ちがよくなる。 長い時間患者とのコミュニュケーションが取れる。鍼灸師の方へ
この言を鍼灸師指導者の談話でよく聞く。これでは、鍼灸が床屋、美容院のくつろぎと同じレベルになり、医療にはならない。美容鍼灸も同類である。病院では受診時間が短く患者の悩みをじゅうぶん聞いてやれない。それができるのが鍼灸の特徴だという。 すっかり鍼灸師は治すことを...
9.明日の鍼灸は「素問・霊枢から脱却し、扁鵲の透視治療である」鍼灸師の方へ
現代の鍼灸理論は現代解剖学に準ずる科学派と素問・霊枢以来の理論を基本とする古典派および両方の折衷派が存在することは周知の通りである。 大方の見方は、現代医学的科学派は局部を対象とした対症療法、古典派を経絡理論に基づく人体全体を対象とする全体治療と見なしている。...
10.河南中医薬大学での公開、遠隔治療鍼灸師の方へ
1993年のことである。中国河南中医薬大学付属病院において筆者・茂木 昭は遠隔治療を披露した。腰髄腫瘍手術後遺症から、強度の坐骨神経障害を生じている入院患者を前に、病院側からの「先生の治療も見せてください」との勧めに応じ、では外からしましょうと答え、病棟の外、...